新作キット(KT357-1OB)の紹介

1309の商品番号で完成品として販売している物を、キットとしても販売しますので、お知らせいたします。

ビーズを編んで作った小花と葉っぱをまとめて花束のようにして、ビーズの飾り瓶に飾ってみました。
星形の花と丸い花弁の小花の2種類の花を作ることが出来ます。

茎の部分にはワイヤーを入れてあり、自由に形を整えることができるようにしています。
ちょっとしたスペースに飾っておけるかわいい小物です。

飾り瓶の部分は、KT306-1でキットとして販売している物と同じです。

作る際の注意点等を補足しておきます。

小花は、必要な色のビーズを何色か入れていますが、配色は自由にできます。
あまり特定の色ばかり使うとなくなってしまうので、ビーズの量の範囲で好みの配色で作ってください。

また、小花は2種類あります。大きい方の花(花びらの先がとがっている物)は、外側部分を内側部分よりも薄い色で作ると、仕上がりの感じがいいです。

葉には糸を2色入れています。白糸で作ると、ビーズの色そのままの仕上がりになります。
青い糸で作ると、透明系のビーズでは特に、青みがかった色になります。色合いの変化を出すために、どちらの色の糸も使ってみて下さい。
花もピンクとブルーについては2色の糸が入っていますので、同様に作業してください。

この形の花の場合は、あまり糸を強く引きすぎて作ると、かえって形が崩れてしまいます。適度な強さで編んでください。
また、葉っぱもワイヤーで枝に仕立てるため、強く編みすぎるとワイヤーを入れることが出来なくなりますので、きつく編みすぎないように、また特に葉の根元にも糸が集中しないように作ってください。

ビーズアクセサリーLobeliaで、KT357-1のページで販売しています。
各色10セット限定で販売しています。

ビーズで作る花のコサージュの作り方のヒント(7)- 大きい花

今回は、大きい花の作り方の一例です。
マーガレットのような花で直径が3cmほどの大きさです。
下写真のKT100-1の花よりも花びらの数が多いです。芯の作り方も違います。

丸小と特小ビーズ、6mmラウンドビーズ、短剣型(:Dagger)ビーズ(3x11mm)を使い、糸はNymoのBサイズがちょうどよいです。

(1)特小ビーズと丸小ビーズで、4角形の筒状のヘリンボーンステッチを使って20段編む。編み始めは、特小ビーズを2個、丸小ビーズを2個の順で始め、特小ビーズの上には特小ビーズ、丸小ビーズの上には丸小ビーズがあるように編む。

(2)20段編んだら、編み始めと編み終わりをつなぐ。(ヘリンボーンで編む方法と同じ糸の動きでつなぐ。)右写真のような輪ができる。
輪の内側に6mmのラウンドビーズを縫い付ける。

※ここまでは、KT213-3NEや、KT223-1NE、KT223-2NEに使われているパーツ、あるいは、「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」のP.110「ヘリンボーンステッチでの輪の作り方」と、同じ作り方です。

(3)図1のように、輪の外側の丸小ビーズの間に渡っている糸の場所に、スクエアステッチの要領で短剣型ビーズを1個ずつ縫い付ける。
(丸小ビーズの間にわたっている糸を1段目のビーズ、短剣型ビーズを2段目のビーズと考えて作業する。)
短剣型ビーズの部分に何周か糸を通して補強しておく。

(4)輪の外側の丸小ビーズから糸を出し、図2のように、特小ビーズを3個拾って、2個隣の丸小ビーズに糸を通す。特小ビーズを中央方向へ倒すように整える。次からは2個のビーズを拾って、同様の作業を繰り返す。

(5)(4)で出来た10個の山型の頂点のビーズの間にペヨーテステッチで、特小ビーズで1段編む。

(6)1つおきに目を減らしながらペヨーテステッチで、特小ビーズで1段編む。

(7)ペヨーテステッチで、丸小ビーズで1段編む。この段の丸小ビーズを1周するように糸を通しておく。

ビーズで作る花のコサージュの作り方のヒント(8)- ベース

ビーズで作る花のコサージュの作り方のヒント(1)- はじめに

ビーズで作る花のコサージュについて、今までに、キットに出来ないかとのお問い合わせをたくさんいただいています。
小さい物の割に、工程が多く、単独でキットにするためには説明が膨大になることと、説明を書いただけでは、伝わりにくい部分もあり、教室で説明を聞きながら作ってもらう方がいい作品です。そのため、キットに出来ない状況ですとご説明していました。

いろいろ考えた結果、コサージュを構成している要素ごとに、どうやって製作しているかについて、ブログで説明をしてみようと思いました。
コサージュ以外にも、ネックレスやリースも同様の方法で製作していますので、製作のヒントにしてみて下さい。

教室でもコサージュを作っていますが、きちんと作り上げるのは、難しいみたいです。
そのため、個々の部分の仕上がり具合が、どのくらいの状態でよいのかなど、実際に見ていない状態で作る難しさがあると思います。

また、完全な作り方ではないので、こんな風に作っているんだなという参考にしてください。

次回から、パーツごとに分けて説明していきます。

ビーズで作る花のコサージュの作り方のヒント(2)- 基本の枝の作り方

身近な所にビーズワークの配色のヒントがあったりします。

ずいぶん前に、カメラでの撮影の仕方を、短期間教えてもらったことがあります。
まだデジタルカメラがなかった頃だったので、フィルムカメラで、マクロレンズを付けて植物のクローズアップ撮影を練習していました。

デジタルカメラだと撮った写真に余分な物が写り込んでいてもいても、ソフトで簡単に消せたりしますが、フィルムカメラだとそうはいかないので、撮影の時に、神経を使いました。
それでも、撮影する場所の都合で、入ってしまったりするんですよね。

「ファインダーを覗いて、余分な物が入っていないか、隅々まで見て確認しなさい。」とか「被写体をよく見て、一番きれいに見える角度を探して、カメラの高さや向きをいろいろ変えなさい。」などと、撮影の度によく言われました。
だから、撮影時間よりも、カメラを覗き込んでいる時間の方が長かったです。

でも、そのおかげで、写真を撮っていない時でも、何かを観察する時には、ジーッと穴があくまで見るような見方をする癖がついて、細かい所まで物を見るようになりました。

そんな目で、花を見ると、形がおもしろかったり、思ってもない色が入っていたりします。ブルースター(オキシペタラム)は、2~2.5cmほどの明るいブルーの花が咲きます。
開花してからも色合いが変化して、紫とブルーが混じっている時の色は、独特の色合いをしていて、すごいきれいです。

よく見かける単色に見えている花も、よく見てみると、いろんな色が入っていたりします。
観察してみると、案外身近な所に、ビーズワークの配色のヒントがあったりします。
何か見つけようと思って見ていると、何となく物を見ているよりも、おもしろいですよ。