プレイテッドヘリンボーンステッチはボールのような形状との相性がいいです。

ビーズアクセサリーLobeliaに掲載してから1ヶ月経ってしまったのですが、新作オフルームキットの紹介です。
きれいなシルエットが特徴の、三角模様の飾り瓶です。 (高さ:4.8cm 、幅:2.5cm)

三角模様の飾り瓶のオフルームキット

三角模様の飾り瓶のオフルームキット・KT245-1

ほとんどの部分に特小シードビーズを使用しています。本体の部分がボール状のかわいい形です。
お部屋の小さな飾りや、バッグチャームとして使ったりも出来ますし、プレゼントにもいいと思います。 プレイテッドヘリンボーンステッチ、スクエアステッチ、ペヨーテステッチを使って作ります。
下写真のピンクのような、ちょっと変わった配色でも作ってみました。

三角模様の飾り瓶・ピンク

三角模様の飾り瓶・ピンク

プレイテッドヘリンボーンステッチは、ボールのような形状との相性がとてもよいのが特徴です。

ボールネックレス・KT213-3

ボールネックレス・KT213-3

下の写真のように、どの段も目を減らすことなく、筒状のプレイテッドヘリンボーンステッチ編んだ物の内側に、ボール状の芯を入れます。

筒状のプレイテッドヘリンボーンステッチで編んだところ

筒状のプレイテッドヘリンボーンステッチで編んだところ

上下の段のビーズに全て糸を通して引き締めると、中に入っている芯にきれいに沿い、ほとんどを覆うことが出来ています。
ビーズが斜めに並んでいるので、うまくずれてくれるんですね。

上下の段を引き締めたところ

上下の段を引き締めたところ

上の写真は芯が20mmくらいですが、大きくなっても同じように、目を減らさないで、筒状のプレイテッドヘリンボーンステッチで編んで、上下の段を引き締めると、芯のかなりの部分を覆うことが出来ます。

下写真の物は、高さ:8cm 、幅:4.3cmで、芯のサイズが40mmです。
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三角模様の飾り瓶のキット・KT245-1の販売ページは以下の通りです。
三角模様の飾り瓶のキット・KT245-1

プレイテッドヘリンボーンステッチの円形に厚みを付ける時

プレイテッドヘリンボーンステッチを使って作る、厚みのある円形のパーツです。
プレイテッドヘリンボーンステッチを使って作る円形のパーツプレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本のP.34の「円形のペンダント」に掲載している作り方で出来ます。
円形のパーツを作ってから厚みを付けるので、1枚のままよりも、しっかりとした仕上がりになり、ペンダントやネックレスのパーツとして使うことが出来ます。

1枚の円形を作るのは問題ないのですが、厚みを付ける場合に、うまくできないという質問をちょくちょく受けます。

最初に作る円形部分を「表側」とし、後から厚みを付ける部分を「裏側」とします。

下写真のように、左側のパーツは表側と裏側が均等に編めていますが、右側のパーツは、裏側のビーズが浮き上がったように出来上がっています。この右側のパーツのような状態になるのが一番多いようです。

厚みを付けた、円形のプレイテッドヘリンボーンステッチ

下写真は、表側と裏側が見えるように、側面から見た写真です。

厚みを付けた円形のプレイテッドヘリンボーンステッチのパーツの良い例と悪い例の比較写真

原因の1つは、裏側を編む時の糸を引く強さが弱いということによります。
裏側は、出来上がった部分に、後からビーズを付けるので、表側を編む時よりも強く糸を引かないと、ビーズ同士のつながりが悪くなります。
この場合は、全体の仕上がりも柔らかくなっていることが多いです。

もう1つは、表側を編む時に糸を強く引きすぎたということによります。
1つめの原因と似ているようですが、ちょっと異なります。
厚みを付けて出来上がった物は、表側も裏側もフラットな形状ではなく、円形の一番内側のビーズと、一番外側のビーズが表側と裏側の中間に位置するようになります。

プレイテッドヘリンボーンステッチの円形のパーツの断面図
つまり、最初に表側を編んだ時よりもビーズがずれる分、表側を編む際に、糸のゆるみが少し必要です。
表側をきつく編んでしまうと、裏側は表側よりも強く編んだとしても、ゆとりないため、いくら強く編んでも均等にならず、強く引きすぎて糸を切ってしまうことにもなります。

最初から、硬くてしっかりした状態の仕上がりに編むのは難しいので、表側を柔らかすぎるかなという程度で編んでみて、裏側は少し力を入れて編み、表側と裏側が均等になるように編むことをまずは目標にして作ります。

慣れてきたら、少し表側を少し強く編み、裏側をそれよりも強く糸を引いて作るということを繰り返して練習していくと、だんだん好みの硬さに仕上がっていくと思います。

サンプル付きの本を購入された方は、サンプルの円形のパーツの表側と裏側の状態や、硬さを実感できると思いますので、どのぐらいの力具合で編むと、この硬さになるか、何個か練習をしてみて下さい。

また、ビーズが大きいと作業がしやすいかというと、これに関してはそうでもないです。
例えば丸大ビーズで編むと、丸小に比べてビーズが大きい分、糸のゆとりが必要なので、かえってやりづらいかもしれません。

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逆に、特小ビーズの方が小さい分、糸のゆとりがあまり必要ないため、ビーズが見づらくなければ、特小ビーズで作る方がやりやすいということもあります。(実際、ビーズワーク教室ではその方法でやったこともあります。)
なので、丸小ビーズでうまくいかない場合は、特小ビーズに変えてみるのもいいと思います。

「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本は、こちらで販売しています。

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(4)

ビーズで作ったクリスマスリース上写真のリースの上の方にあるベルは、プレイテッドヘリンボーンステッチとスクエアステッチを使って作ることが出来ます。
以下の説明では、全て特小ビーズを使った場合です。

プレイテッドヘリンボーンステッチで作ったベル

1.一周が20目の筒状のプレイテッドヘリンボーンステッチで8段編みます。かなり糸を引いてしっかりとした硬さになるようにします。

2.続けて下側に2段編みますが、この時に、外側の1段のみ、常に2目ずつ入れて編みます。これにより、すそ部分が自然に広がった形状が出来ます。

3.上の段の全てのビーズに糸を通して、よく引いて締めると、丸みを帯びた形状になります。ここから、スクエアステッチで適宜目を減らしながら2段編みます。

4.上側に、吊り下げるためのループを付けます。

プレイテッドヘリンボーンステッチで作ったベル・大小
一周の目の数と段数を変えることで、いろいろなサイズのベルが出来ます。
真っ直ぐな筒状の部分を一周が20目・8段で編むと、左側の縦1.3cm、横1.5cmの物が、
真っ直ぐな筒状の部分を一周が14目・6段で編むと、右側の縦1.1cm、横1.2cmの物ができます。
小さい方はスクエアステッチで編む部分は1段です。

スクエアステッチの部分が何段になるかは、残った空間のサイズによって異なります。形の良さを優先した方がよいので、もう1段編むと形が崩れる場合は、大き目のビーズを1個縫い付けてしまうか、ブリックステッチの要領で埋めてしまうかなどの方法に変更することもいいと思います。

裾の部分をもう少し編み進めると、ベル型の花を作ることもできます。

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「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本は、こちらで販売しています。

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(1)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(2)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(3)

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(3)

久しぶりの更新になってしまいました。

パフ型パーツのネックレス上写真は、「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」のP.60の「パフ型パーツのネックレス」ですが、これと同じ作り方でパフ型のパーツを作り、デザインを変えたネックレスが下写真です。

パフィーラウンドネックレス・ラベンダーとイエロー・1402
春らしい軽やかな感じになりました。少し作りにくいパーツですが、厚みのあるコロッとしたかわいらしい形なので、デザインや色合いを変化させるといろいろ楽しめます。ピアスにもいいですよ。

このネックレスに使っているパフ型のパーツは、円形のプレイテッドヘリンボーンステッチで表側を作り、裏側は外側の1列のみを共有して編むことで作ることが出来ます。

円形のプレイテッドヘリンボーンステッチで作るパフ型パーツ

円形のプレイテッドヘリンボーンステッチで表側を作り、裏側を今度は、外側の2列を共有して編んで作ると、端の方は薄く、真ん中部分が膨らんだ形状の円形のパーツを編むことが出来ます。内側にラウンドビーズを入れると、下写真のようなかわいいピアスができます。
小さなペンダントトップとして使ってもいいと思います。
ローズフラワーピアス・プレイテッドヘリンボーンステッチ使用この場合は、特小ビーズを使い、円形のプレイテッドヘリンボーンステッチで13山か14山の円形のパーツを作り、内側には8mmラウンドのランプビーズが入っています。
ラウンドビーズ以外にもコイン型やカボッションを使ってもできます。目の数は内側に入れる物の形状によってかなり変わってきます。

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「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本は、こちらで販売しています。

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(1)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(2)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(4)

新作ネックレス(1401NE)の紹介

プレイテッドヘリンボーンステッチを使って使った円形のペンダントが5個つながったネックレス(1401NE・完成品)です。
個々の円形のペンダントは直径が約2.8cm、厚みが4mmあり、しっかりとした硬さがあります。黒とゴールドカラーの組合わせが華やかでシックな印象を与えてくれます。
プレイテッドヘリンボーンステッチの円形ペンダントを5個つなげたネックレス

よく作る円形のペンダントですが、意外とこのパターンでは作ってはいなかったなと思いました。
つなぎ方を工夫するといろいろ変化出来そうです。
お揃いのピアスも作ってみました。
プレイテッドヘリンボーンステッチの円形ペンダントのピアス

tiny_bk01_plaited_photo円形のペンダントは、「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本の中で、詳しい作り方を掲載しています。

ビーズアクセサリーLobeliaでの販売ページは、こちら「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本はこちらです。