オフルームキット(ドロップ模様のドイリー・KT440-1)の紹介

前回更新から、かなり時間が経ってしまいました。
毎年4月末に家の網戸とか壁などを高圧洗浄機で大掃除するのですが、今回、いつもはしていない所までやってみたら、手から肩、首まで痛めてしまいました。
針での作業がしばらく出来なくて、注文制作の作業もたまってしまい、新しいキットに取り掛かれずにいました。
最近、手を使える時間が増えてきたので、ようやく新しいオフルームのキットを掲載出来るところまでたどり着きました。

前置きが長くなりましたが、新しいキット・ドロップ模様のドイリーの紹介です。
写真上(KT440-1)は、縁取りに高さ1cmほどのドロップ形のパーツがズラッと並んだ、かわいいデザインで、直径が約9.8cmあります。

写真下(KT440-2)は、上のKT440-1の外側に数段編んで大きくして出来たもので、直径が約16.0cmと大き目のサイズです。
小さいドロップに加えて、外側に12種類の高さ1.7cmのドロップ形のパーツが並んだ華やかなデザインで、テーブルの上に置いて飾ったり、額に入れて飾ったりしても、存在感があります。

ネッティングのステッチ、その他の技術を組み合わせて出来ています。
また、段によっては、糸をゆるめにして編む必要があるなど、糸の引き具合の微調整が必要です。
そのため、やや作業しづらく、難易度は高めです。

ドロップ模様ドイリーのキットは、小さいタイプのKT440-1、大きいタイプのKT440-2、それぞれ単品の販売以外に、同じカラーの大小のセット販売もあります。
こちらのページで販売しています。

花モチーフ・ラウンドネックレスキットの紹介

新しいネックレスのキットを掲載しました。
丸みを帯びた形の花のペンダントが上品な印象です。

ヘリンボーンステッチとネッティングを使って作るペンダントの付いたネックレスのキットで、比較的作りやすいと思います

花モチーフ・ラウンドネックレスキット・KT150-2NE

ペンダント部分をヘリンボーンステッチとネッティングを使って作ります。比較的作りやすく、サイズも直径2.4cmと使いやすいサイズです。
ラウンドビーズの固定の仕方を工夫してあり、安定感のある作りになっています。

上記の色以外に、ブルーアイリス、オリーブゴールド、イエローがあります。花モチーフ・ラウンドネックレスキット・KT150-2NEの色違い

花モチーフ・ラウンドネックレスキット・KT150-2NEはこちらのページで販売しています。

ビーズで作るリースの土台(ベース)

ビーズで作るリースの裏側はこうなっています。
ビーズのリースの表と裏土台部分もビーズで作っています。

ビーズで作るリースの土台の形状イラストリースが小さい物(直径が12~16cm)の場合は、右のイラストのような形状の土台を作っています。
筒状のペヨーテステッチでひもを2本編んで、ねじって一つの輪にしています。中には細いワイヤーをまとめて入れてあります。

大きいリースを作る場合や、重くなりそうなデザインの場合は、左のイラストのような形状の土台を作っています。
芯を作り、ネッティングで覆う方法です。パーツが縫い付けやすく、土台部分が見えても違和感がないこと、強度を保つことを考慮した結果、こういう方法に落ち着きました。

リースをキットにして欲しいとのお問い合わせが時々あるのですが、ビーズの量は、土台(ベース)のサイズの違いや、仕立て方の違い、作る花や枝の数によって、かなり変動します。作っている内に、意外にビーズがたくさん必要になってしまうことも多く、キットにするのが難しいです。

そこで、ビーズで作るリースの土台(ベース)の作り方の詳細を、オフルームビーズワーク Sweet Peaのサイトの「ビーズで作るリースの土台(ベース)の作り方 – 概要」に掲載しました。また、同サイトのコサージュの作り方のヒントも併せて参考にしてください。

新作キット・小さな円形のビーズのドイリーマットキット・KT236-1MATの紹介

小さな円形のビーズのドイリーマット・236-1MAT

新作キット・小さな円形のビーズのドイリーマット・KT236-1MATが出来ました。(サイズ:直径8.3cm ・全6色)

ネッティングを使った小さなビーズのドイリー(ビーズのマット)です。
このまま机の上に置いて飾ったり、小さな額に入れて飾ったりできます。
ガラスの器などを置いて、コースターのように使ってもいいと思います。

模様の入れ方は全て同じですが、色の組み合わせ方に変化を持たせているので、一見すると違う模様に見えるのが面白い点です。

きれいに作るためには、糸のしまり具合を確かめながらきっちりと作る必要があります。
編む時のコツを、ブログの以下のページに、まとめましたので、製作の際のヒントにしてください。

ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その1
ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その2
ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その3
ビーズのドイリー(ビーズで編むマット)の段の完成後、同じ段に再度糸を通す理由
オフルーム(ビーズステッチ)で使う糸の色の選択で迷いませんか

他の小さい作品(KT105-2MATやKT105-4MAT) に比べると、編み目にすき間があってビーズの収まりがよいため、波打ったような形になりにくいです。
そのため、糸を引きすぎないことに注意すれば、時間もそれほどかからず、作りやすいと思います。

KT236-1MATは、ビーズアクセサリーLobeliaで販売しています。

プレイテッドヘリンボーンステッチの円形の便利な点

プレイテッドヘリンボーンステッチの円形は、いろいろ使い道が多いのですが、決まった数の目の円形が作れるという点でも便利です。

上のマット(KT235-1MAT)の中央部分にプレイテッドヘリンボーンステッチの円形を使用しています。上の写真の明るく表示している部分です。
この形状の円形の外側は、ネッティングとの相性がよいので、下の写真内で丸く囲んだ部分のように、円形の外側にネッティングで続きを編むことができ、早い段階で、きれいな円形の作品ができます。

写真の例では、山型になっている部分の数が24個ありますが、作る物の目的に合わせて山型になっている部分の数を少なくしたり、増やしたり、偶数個でなくて奇数個にすることもできます。

ペヨーテステッチでも中心から作って円形にすることができますが、自由な数にできるという点では、プレイテッドヘリンボーンステッチの円形を使う方が、やりやすいと思います。
逆に円形の内側は空間が出来るので、この空間をうめる工夫は必要です。

上の例では、ネッティングとの相性がよい形でしたが、下の写真のような円形もできます。

これは、プレイテッドヘリンボーンステッチの円形で、外側を常にビーズを2個にして編んだ物です。
この場合は、円形の外側の形がペヨーテステッチとつながりやすい形になっていますので、この外側の続きをペヨーテステッチで編むことが出来ます。tiny_bk01_plaited_photo

KT235-1のマットキットはこちらで販売しています。

「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本は、こちらで販売しています。