オフルームキット(ジグザグ模様のブレスレット・KT329-1)の紹介


中央のジグザグ模様が特徴のこのブレスレットは、平面のプレイテッドヘリンボーンステッチを発展させた編み方で作られています。


シードビーズのように穴の方向の長さより直径が大きいビーズの場合は問題ないのですが、このブレスレットに使われているラウンドビーズや、ファイアーポリッシュなどのように穴の方向の長さが直径と同じか長いビーズの場合は、普通にプレイテッドヘリンボーンステッチで編むと、ビーズの編み目の間の糸が目立ちます。

この編み方はそれを解消するための方法です。余分なビーズを追加することにより、糸が目立たないだけでなく、ジグザグ模様の飾りを兼ねることで、変わった仕上がりにもなります。
※「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク(本)」を購入されている方は、本書内のリングが同じ編み方ですので、ご覧になってください。
プレイテッドヘリンボーンステッチを使ってはいますが、このキットの説明だけで作ることが出来ます。


このキットのラウンドビーズにはスワロフスキーパールを使用していることと、ラウンドビーズに力がかかるため、パールの穴の端で糸を切ってしまわないように、糸はファイヤーラインを使用しています。

留め金具はマグネットタイプで、簡単に身に着けることが出来ますので、手首にピッタリしたサイズで作ることが出来ます。また、マグネット部分に小さな突起と穴があって、それらがかみ合うようにマグネット同士がくっつくため、外れにくいです。

かっちり編むと、自然にカーブした形のしっかりとした固さに仕上がります。
手首回りの長さは18cmまでの長さのタイプと20cmまでの長さのタイプがあります。販売はこちら

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(2)

プレイテッドヘリンボーンステッチの、こんな使い方もあります。

上写真の(1)と(2)の部分を拡大した物が、下写真です。
アミュレットバッグ(amulet bag)の飾りとして作ったビーズのタッセルで、シードビーズ部分は全て特小ビーズを使用しています。

(1)は、筒状に4段編んで、ラウンドビーズを中に入れて両端の段を引き締めてから、フリンジを付けています。
tiny_bk01_plaited_photoプレイテッドヘリンボーンステッチは、ビーズが斜めに並んでいるため、4段編んでも幅があまり広くならず、フリンジを付ける場所が多いので、ボリュームのあるタッセルができます。

(2)は、「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」のP.34の「円形のペンダント」と同様の作り方で出来る円形のパーツと、筒状に編んで作るボールを使ったタッセルです。

これらを組み合わせて、下写真のようなネックレスにすることもできます。
ペンダント部分にボリュームがあるので、ネックレスの部分は、ビーズに糸を通した2本のひもをツイストするだけのシンプルな構成にしています。とても使いやすいですよ。
ペンダント部分に模様を入れたり、色を変えてもいいですね。

「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本は、こちらで販売しています。

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(1)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(3)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(4)

自分の持っているビーズの見本カードを作りましょう。

皆さん、持っているビーズの見本カード作っていますか。
オフルームビーズワーク Sweet Peaのサイトでも見本カードを作るという項目で詳細を書いているのですが、作っておくと何かと便利です。

ビーズの色合わせでは、とても役に立ちます。
色合わせの際は、針にビーズを通して、見本カードのビーズに近づけて、どの色と組み合わせようかと考えるのに使っています。
また、自分の持っているビーズの種類もよく分かりますし、購入予定も立てやすくなります。

カードの作り方も、一列目は赤系、二列目は青系などのように、色の種類別にビーズを刺す場合と、一列目はシルバーライン系(:銀引、silverlined)、二列目は透明系(:スキ、transparent)などのように、加工の種類別にビーズを刺す場合とがあると思います。

私は、ビーズの加工の種類別にどのくらいの色を持っているかが分かりやすいため、加工の種類別にビーズを刺しています。
この場合、最初は加工の種類で列を分けた上で、色をきれいに見える順番に並べて刺しておけるのですが、増えてくるとバラバラの色合いになってきます。
増えた時に、いろんな色が混じって並ぶのが見づらいという場合は、色別に列を分けて刺しておくといいと思います。

ビーズをそんなに持っていないので、作る必要がないという方も、ビーズの種類が少ない内に作っておく方が、後が楽ですよ。
たくさん持っていて全部のビーズをカードに刺すのが面倒、という場合は、まず一番多く使うシードビーズから始め、数色ずつ作業すれば、いつの間にか出来上がります。
いったん出来上がった後は、新しく購入した色の分のみ作業すればいいので管理は楽になります。