ビーズで作るリースの土台(ベース)

ビーズで作るリースの裏側はこうなっています。
ビーズのリースの表と裏土台部分もビーズで作っています。

ビーズで作るリースの土台の形状イラストリースが小さい物(直径が12~16cm)の場合は、右のイラストのような形状の土台を作っています。
筒状のペヨーテステッチでひもを2本編んで、ねじって一つの輪にしています。中には細いワイヤーをまとめて入れてあります。

大きいリースを作る場合や、重くなりそうなデザインの場合は、左のイラストのような形状の土台を作っています。
芯を作り、ネッティングで覆う方法です。パーツが縫い付けやすく、土台部分が見えても違和感がないこと、強度を保つことを考慮した結果、こういう方法に落ち着きました。

リースをキットにして欲しいとのお問い合わせが時々あるのですが、ビーズの量は、土台(ベース)のサイズの違いや、仕立て方の違い、作る花や枝の数によって、かなり変動します。作っている内に、意外にビーズがたくさん必要になってしまうことも多く、キットにするのが難しいです。

そこで、ビーズで作るリースの土台(ベース)の作り方の詳細を、オフルームビーズワーク Sweet Peaのサイトの「ビーズで作るリースの土台(ベース)の作り方 – 概要」に掲載しました。また、同サイトのコサージュの作り方のヒントも併せて参考にしてください。

ツインビーズを使ったネックレス

ツインビーズ上の写真は、穴が2つあるビーズで、ツインビーズ(twin bead)と言います。
サイズは、幅2.5mm、長さ5mmぐらいです。
通常の丸いシードビーズを横に伸ばしたような形状で、プレス成形の物とそうでない物とがあります。ツインビーズの比較(プレス成形の物とそうでない物)
写真左のプレス成形の物は、やや端がとがったひし形のような形状をしていて、型に入れて作られているので、形が揃っています。
写真右の物はプレス成形されていない物で、卵のような楕円形をしていて、形にバラツキがあります。

長さがあって、穴が2つあるので、いろいろおもしろい使い方ができます。
例えば、次の写真のネックレスは、真っ直ぐに出来上がりますが、しなやかに曲がってきれいなラインが出る、とても使いやすいネックレスです。ツインビーズを使った縞模様のネックレス

詳細は、オフルームビーズワーク Sweet Peaのサイトの「ツインビーズを使ったネックレスの作り方」に掲載しています。

新作ネックレスとペンダント(1407と1408)の紹介

金属光沢のあるダイクロガラス(ダイクロイックガラス:Dichroic Glass)のカボッションを使ったペンダントとネックレスです。(完成品)
キラキラ光ってとてもきれいです。
ダイクロガラスの円形ペンダントとネックレス・1407PE・1408NE

1.5mmのシードビーズで枠を作って、カボッションをはめ込むようにして作っています。
ネックレスには、6mmサイズのスワロフスキークリスタルカットビーズ(ロンデル、バイコーン)とメタルビーズを使用して、華やかさを出しました。

【ペンダント】
チェーンの長さ:45cm。(チェーン幅:0.3cm)
ペンダント:縦3.0cm、横2.7cm、厚み:0.9cm

【ネックレス】
ネックレスの長さ:43cm。(5cmのアジャスター付き)
ペンダント:縦4.8cm、横3.8cm、厚み:1.3cm

ダイクロガラス円形ペンダントの3角形の飾り部分

ペンダント上部の三角形の飾り部分は、ネックレスと一体化するような凝った作りで、人目を惹きます。

1407PEの販売はこちら。
1408NEの販売はこちら。

新作キット(ビーズのミニコサージュのドイリー・KT305-1MAT)の紹介

ビーズのミニコサージュのドイリーのキット・KT305-1・全色ミニコサージュの付いた小さなドイリー(ビーズのマット)のキットです。
3個のミニコサージュのカラーが同一色のタイプと、ミニコサージュのそれぞれのカラーが異なる3色のタイプがあります。
丸い花弁の小花と枝をまとめて、小さなコサージュに仕立ててドイリーに縫い付けているため、立体的な作りになっています。
立体的な作りのミニコサージュのドイリーこのまま机の上に置いて飾っても存在感がありますし、中央に小物を飾ったりしても面白いと思います。
ネッティングとペヨーテステッチの変形を使って作ります。

ミニコサージュを仕上げる作業が意外に難しいため、難易度は高めです。
KT305-1のドイリーに付けるミニコサージュ枝や花を個々にドイリーに縫い付けて仕上げると作業自体はやりやすいのですが、ドイリーが波打ちやすくなります。
コサージュの形に仕上げてから縫い付けると、ドイリーへの縫い付けの作業が最小限で済みますので、きれいに仕上がります。

KT305-1のキットは、こちらのページで販売しています。

フラワーボールのキット(KT376-1CH)をきれいに仕上げるためには

星形の花が集まってボール状になった、フラワーボールの携帯ストラップのキットKT376-1CHについて補足です。
フラワーボール・ストラップ:KT376-1CH

「きれいに仕上がらないのでどうしたらいいですか。」という質問がいくつかあり、教室で作ってもらった時にも同じような状況があったので、気を付ける点をいくつか書いておきます。
左側の写真のように仕上がればよいのですが、右側の写真のように仕上がると、芯の部分が見えすぎるのと、花がバラバラに集まったような感じで今一な感じになります。フラワーボール:仕上がりの比較
1つは、個々の花が閉じ気味に仕上がっているのが原因です。
花びらが外側に反るように形を整えて下さい。また、花の仕上がりが柔らかすぎる場合も、型崩れして反った形が保ちにくいので、ある程度の堅さが出るように仕上げて下さい。柔らかく出来上がった場合は、糸始末を兼ねて編み目の中に糸を通す際に、よく糸を引くことでも堅さを出すことはできます。

もう1つは、花の向きです。
隣り合っている花の花びらの先が1箇所に3つ、きちんと集まるように花をクルクル回して向きを整えると、きれいな形に整って見えます。
そうしてもきれいにならない場合は、花の足の部分の編み方が弱いことが原因である場合もあります。花を編んでいる糸が細いので、しっかりとした堅さが出るように編まないと、花を取り付ける時に、ねじれて収まり、花の位置を整えてもうまくいかないことがあります。
同じ所を2回から3回通して、花の足の部分がぐらつかないように仕上げて下さい。

フラワーボールの花弁を整える時、目打ちなどを補助に使う花びらを外側に反らせる作業の際は、指だけで整えると、隣の花を閉じてしまいます。
写真のように、目打ちや竹串などの細い棒を花びらの後ろ側に当てて、その状態で指で花びらを反らせるとうまくいきます。