オフルームキット(ジグザグ模様のブレスレット・KT329-1)の紹介


中央のジグザグ模様が特徴のこのブレスレットは、平面のプレイテッドヘリンボーンステッチを発展させた編み方で作られています。


シードビーズのように穴の方向の長さより直径が大きいビーズの場合は問題ないのですが、このブレスレットに使われているラウンドビーズや、ファイアーポリッシュなどのように穴の方向の長さが直径と同じか長いビーズの場合は、普通にプレイテッドヘリンボーンステッチで編むと、ビーズの編み目の間の糸が目立ちます。

この編み方はそれを解消するための方法です。余分なビーズを追加することにより、糸が目立たないだけでなく、ジグザグ模様の飾りを兼ねることで、変わった仕上がりにもなります。
※「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク(本)」を購入されている方は、本書内のリングが同じ編み方ですので、ご覧になってください。
プレイテッドヘリンボーンステッチを使ってはいますが、このキットの説明だけで作ることが出来ます。


このキットのラウンドビーズにはスワロフスキーパールを使用していることと、ラウンドビーズに力がかかるため、パールの穴の端で糸を切ってしまわないように、糸はファイヤーラインを使用しています。

留め金具はマグネットタイプで、簡単に身に着けることが出来ますので、手首にピッタリしたサイズで作ることが出来ます。また、マグネット部分に小さな突起と穴があって、それらがかみ合うようにマグネット同士がくっつくため、外れにくいです。

かっちり編むと、自然にカーブした形のしっかりとした固さに仕上がります。
手首回りの長さは18cmまでの長さのタイプと20cmまでの長さのタイプがあります。販売はこちら

オフルームキット(ティーカップ:KT430 / ティーポット:KT431)の紹介

新しいオフルームのキットを掲載しました。
プレイテッドヘリンボーンステッチとスクエアステッチを使って作るティーカップ&ソーサーのキットと、ティーポット&クリームピッチャーのキットです。
ポットの注ぎ口とふた以外は、丸小シードビーズで出来ています。



ティーカップの直径は3cm、ティーポットの高さは3.8cm、ピッチャーは高さ2.0cmと、どれも小さなサイズで、ディスプレイ小物として使うのに向いています。

しっかりとした硬さに仕上げるため、このキットの糸には、ファイヤーラインを使っています。
通常使っているNymo(ナイモ)でも硬く仕上げることはできますが、糸の引き具合にかなり気を付けないと、ゆるくなりがちです。
また、芯などの補強材を入れないため、張りがあって、硬く仕上がりやすいファイヤーラインの方が向いているかなと思います。
ただ、ファイヤーラインは表面がツルっとしていて、手が滑ることがあり、思ったより引っ張れていないことがあります。ワックス(BeesWax:蜜蝋のようなベタっとしたもの)をかけながら作業すると、手が滑らないので引っ張りやすくなります。
ワックスはすぐに取れてしまうので、手が滑る感じがしてきたら、こまめにかけ直して作業するとよいです。

また、しっかりした糸なので、ハサミで切る時に刃がすべってうまく切れないことがあります。
よく切れるハサミを用意するといいのですが、普通のハサミでも、切り方を工夫するとうまく切れます。
写真のように、糸をハサミの刃にピンと張った状態にして当てて切ると、きれいに切れます。

また、作品の糸始末の際にも、糸を引っ張って、作品のすぐ近くで切ります。

ティーカップ&ソーサーのキット(KT430-1CH、KT430-2CH)と、ティーポット&クリームピッチャーのキット(KT431-1CH、KT431-2CH)は、こちらのページで販売しています。

オフルームキット(四角形の箱・KT427-1)の紹介

新しいオフルームのキットを掲載しました。

大きいホワイトの箱のふたの裏側(左)と箱の底(右)。高さ:4.7cm、幅:4.2cm。
ふたに飾りが付いているので、ふたを開けた裏側の模様が表と異なっています。ホワイトをベースにカラフルな配色で、飾りとして置いても映えます。

小さいピンクの箱。高さ:3.7cm、幅:3.2cm。小さくてかわいいです。

小さいグリーンの箱。高さ:3.7cm、幅:3.2cm。

6角形の箱のキットと同様に、ほとんどの部分をデリカビーズを使って作りますが、角の部分に特小ビーズを入れて、角の形をきれいに、かつ、しっかりとした箱になっています。

四角形の箱のキット・KT427-1は、大(ホワイト)と小(グリーン、ピンク)があります。こちらのページで販売しています。

オフルームキット(ストライプの飾り付バッグ型チャーム・KT280-1)の紹介

新しいオフルームのキットを掲載しました。

ペヨーテステッチとスクエアステッチを使って作る、バッグ型チャームのオフルームキット(ビーズステッチのキット)です。
デリカビーズビーズを7色使ったカラフルなストライプの飾りが特徴です。


マチの部分が内側に折りたたまれる構造になっています。


スナップを内側に縫い付けて開け閉めできるようになっています。


ストライプの飾り付バッグ型チャームキット・KT280-1は6色あります。こちらのページで販売しています。付属は、ボールチェーンが選択できます。

ビーズのドイリー(マット)の糸の引き具合について

オフルームのキットを購入された方からの質問で一番多いのが、ビーズのドイリーを編む時の糸の引き具合についてです。そのほとんどが、「出来上がった物が波打ってしまう。」という内容で、ビーズワーク教室でもよく聞かれます。

この時期になると、ビーズのドイリーを編む方も多くなるので、また少し書いておこうかと思います。以前にまとめた、ビーズのドイリーを編む時の全体的なコツについては、以下のリンクにあります。

ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その1
ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その2
ビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その3
ビーズのドイリー(ビーズで編むマット)の段の完成後、同じ段に再度糸を通す理由
オフルーム(ビーズステッチ)で使う糸の色の選択で迷いませんか

今回は、もうちょっと分かりやすくというか、イメージしやすい感じに書いてみようかと思います。

下の図は、ドイリーのある段のビーズに通っている糸の部分だけを取り出した図です。

これを強く糸を引くと、下の図のように、山が小さくなります。実際にはビーズに通っているので、ここまで極端には縮まないですが、山が小さくなろうとして、ビーズがぎゅーっと集まってしまいます。これが、「出来上がった物が波打ってしまう。」という原因です。

だから糸を強く引いてはいけないのです。重しをしても伸びませんので、きつく編まないことが大事です。

強く引いてないけれど波打つという場合も、ドイリーの山の形がどこに出来ているかによって、強く引いてしまっていることになることがあります。それはビーズのドイリー(ビーズのマット)を編む時のコツ – その3に書いてあるような形の場合です。

そういう場合は、一度、自分が思っているよりも極端にゆるく編んでみて下さい。それで糸が見えてしまう場合は少し糸を引いてみます。ある程度引くと、山になった部分がピョコッと持ち上がることがあります。そうするとやはり引きすぎなのでゆるめます。

こうすることでどのぐらい引っ張るとよくないかが分かるので、一度お試しください。