プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(3)

久しぶりの更新になってしまいました。

パフ型パーツのネックレス上写真は、「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」のP.60の「パフ型パーツのネックレス」ですが、これと同じ作り方でパフ型のパーツを作り、デザインを変えたネックレスが下写真です。

パフィーラウンドネックレス・ラベンダーとイエロー・1402
春らしい軽やかな感じになりました。少し作りにくいパーツですが、厚みのあるコロッとしたかわいらしい形なので、デザインや色合いを変化させるといろいろ楽しめます。ピアスにもいいですよ。

このネックレスに使っているパフ型のパーツは、円形のプレイテッドヘリンボーンステッチで表側を作り、裏側は外側の1列のみを共有して編むことで作ることが出来ます。

円形のプレイテッドヘリンボーンステッチで作るパフ型パーツ

円形のプレイテッドヘリンボーンステッチで表側を作り、裏側を今度は、外側の2列を共有して編んで作ると、端の方は薄く、真ん中部分が膨らんだ形状の円形のパーツを編むことが出来ます。内側にラウンドビーズを入れると、下写真のようなかわいいピアスができます。
小さなペンダントトップとして使ってもいいと思います。
ローズフラワーピアス・プレイテッドヘリンボーンステッチ使用この場合は、特小ビーズを使い、円形のプレイテッドヘリンボーンステッチで13山か14山の円形のパーツを作り、内側には8mmラウンドのランプビーズが入っています。
ラウンドビーズ以外にもコイン型やカボッションを使ってもできます。目の数は内側に入れる物の形状によってかなり変わってきます。

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「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本は、こちらで販売しています。

プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(1)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(2)
プレイテッドヘリンボーンステッチの応用の方法(4)

新作ネックレス(1401NE)の紹介

プレイテッドヘリンボーンステッチを使って使った円形のペンダントが5個つながったネックレス(1401NE・完成品)です。
個々の円形のペンダントは直径が約2.8cm、厚みが4mmあり、しっかりとした硬さがあります。黒とゴールドカラーの組合わせが華やかでシックな印象を与えてくれます。
プレイテッドヘリンボーンステッチの円形ペンダントを5個つなげたネックレス

よく作る円形のペンダントですが、意外とこのパターンでは作ってはいなかったなと思いました。
つなぎ方を工夫するといろいろ変化出来そうです。
お揃いのピアスも作ってみました。
プレイテッドヘリンボーンステッチの円形ペンダントのピアス

tiny_bk01_plaited_photo円形のペンダントは、「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本の中で、詳しい作り方を掲載しています。

ビーズアクセサリーLobeliaでの販売ページは、こちら「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク」の本はこちらです。

ビーズのドイリー(ビーズのマット)の飾り方 -(2)ディスプレイ用のボードを自作する

ビーズのドイリー(ビーズのマット)を自作ボードに飾る

前回は、ビーズのドイリー(ビーズのマット)の飾り方 – (1)既成の額を使う方法を説明しましたが、今回は自分でディスプレイ用のボードを作ることについて説明します。

自分で作ると、大きさや厚み、色合いが自分の好みにできるのがとてもいい点です。最初は、小さいサイズを飾るための物を作ってみるといいと思います。

いろいろやり方はあると思いますが、スチレンボードを使って作る、比較的簡単にできる方法を紹介します。

スチレンボードは発砲スチロールの板で、両面に上質紙が貼ってあります。カッターで簡単に切ることができ、上質紙が貼ってあるので、接着も簡単に出来て便利です。
文具店や画材店、模型材料店などで売っていますし、ネットでも検索するとたくさんのお店が出てきます。
いろいろな厚さがありますが、5mm厚さの物が便利です。
(よく似た名前の物でスチレンペーパーというのがありますが、スチレンペーパーは両面に上質紙が貼っていません。)

(1)必要な大きさより少し大きめのスチレンボードを2枚用意します。1枚のスチレンボードに穴を開けます。この穴に出来上がったボードを壁に吊るための平ひもを通します。
重さがあまりないので、平ひもは額専用の物でなくてもよく、私は6mm幅のリボンを使っています。
1.スチレンボードに穴をあける

(2)もう1枚のスチレンボードを接着します。
接着後に、きちんとしたサイズに切ると、きれいな形になります。
2.スチレンボードを接着する

(3)表からベースカラーとなる用紙を貼ります。裏側は全部覆わなくてもいいです。
この用紙は、和紙でもペーパークラフト用の用紙でもいいので、好みや作業性の良さで選択して下さい。
最近は、いろいろな用紙が手に入りやすくなっています。
3.ベースカラーの用紙を貼る

(4)その上に、ビーズのドイリーの色に合わせた背景用の用紙を貼ります。
この用紙は、きちんとしたサイズに切って、糊がはみ出さないように、きれいに貼らないといけないので、意外と神経を使います。4.ビーズのドイリー(ビーズのマット)の背景用紙を貼る

(5)ビーズのドイリーをボードに固定します。
固定の仕方は、ビーズのドイリー(ビーズのマット)の飾り方 – (1)既成の額を使うを参照してください。
5.ビーズのドイリーを固定する

紙をうまく貼ることができれば、八角形のディスプレイボードを作るのも面白いかもしれません。

ビーズのドイリー(ビーズのマット)のキットはこちらで販売しています。

ビーズのドイリー(ビーズのマット)の飾り方 – (1)既成の額を使う

ビーズのドイリー(ビーズのマット)を飾る方法について質問があったので、手順を書いてみます。今回は、既成の額を使う場合です。額に入れたビーズのドイリー(ビーズのマット)・KT235-1-MAT

最初に、額の内側に作品を収めるだけの必要な深さがあるかどうかを確認します。

ビーズのドイリー(ビーズのマット)と額の構造ビーズのドイリーをボードに固定して額に入れるので、ビーズの厚みとボードの厚みを足した分の深さが必要ですが、額の前面にあるガラス板(又はアクリル板)やマット(ここで言うマットは、作品の保護や装飾のための台紙としてのマット)も全部入れて飾りたい場合は、その分だけ額の深さが少なくなるので、入らないことがあります。
ビーズのドイリーを固定するボードに布を貼る場合は、布の厚みががある分、さらに深さが必要です。

次に、ビーズのドイリーを固定するボードを用意します。
穴を開けたり、糸で固定したりしても折れたり型崩れしたりしない材質の厚手の用紙を使います。
ボードの質感があまり気に入らない場合は、気に入った布や紙を貼ってから飾ります。

布を貼る場合は、1枚を下地として貼り、その上からもう1枚貼ると、厚みがある分、ビーズのドイリーを固定した時の収まり具合もきれいになります。
手芸用ボンドで、ボードの裏側だけにボンドを塗って貼ります。
しわにならないように、布をよく引っ張って貼ります。

ビーズのドイリーを固定・裏から表
それから、目打ちや千枚通しなどで、ボードに表から穴を開けて、ビーズのドイリーを固定していきます。
あまり大きな穴を開けると、ビーズで隠し切れなくなるので、注意が必要です。
ボードの裏側に穴が開きそうな状態になったら、それ以上表から刺すのはやめて、裏側から目打ちを刺して穴を完全に開けると、表側の穴はあまり大きくなりません。

穴は一度に全部の箇所を開けずに、まず中央に1箇所開けて、その場所でドイリーを固定してから、残りの箇所を開けるようにした方が位置がずれません。
ボードの裏からテグス(または糸)の通った針をボードの穴に刺して表に通します。

ビーズのドイリーを固定・表から裏
ビーズのドイリーを固定した箇所の拡大ビーズに直接針を通さず、ビーズとビーズの間の糸を固定するように、ボードの裏側へ、同じ穴を通るように針を通して固定します。
テグスの端は後で結べるように20cmくらいは残しておきます。

ビーズのドイリーの外周に相当する位置に穴を複数個開けます。ビーズのドイリーの大きさによって個数は増減してください。
この穴開けは、一度に全部開けてしまっても大丈夫です。

テグスの通った針を次の穴からボードの表側に出し、ビーズとビーズの間の糸を固定するように、ボードの裏側へ、同じ穴を通るように針を通して固定します。

残りの箇所の穴にも同様の作業を行い、固定ができたら、最初に残していたテグスと結びます。
テグスは結んだままではほどけやすいので接着剤を付けて固めておきます。

ビーズのドイリー(ビーズのマット)の飾り方 – (2)ディスプレイ用のボードを自作する

新作キット(KT357-1OB)の紹介

1309の商品番号で完成品として販売している物を、キットとしても販売しますので、お知らせいたします。

ビーズを編んで作った小花と葉っぱをまとめて花束のようにして、ビーズの飾り瓶に飾ってみました。
星形の花と丸い花弁の小花の2種類の花を作ることが出来ます。

茎の部分にはワイヤーを入れてあり、自由に形を整えることができるようにしています。
ちょっとしたスペースに飾っておけるかわいい小物です。

飾り瓶の部分は、KT306-1でキットとして販売している物と同じです。

作る際の注意点等を補足しておきます。

小花は、必要な色のビーズを何色か入れていますが、配色は自由にできます。
あまり特定の色ばかり使うとなくなってしまうので、ビーズの量の範囲で好みの配色で作ってください。

また、小花は2種類あります。大きい方の花(花びらの先がとがっている物)は、外側部分を内側部分よりも薄い色で作ると、仕上がりの感じがいいです。

葉には糸を2色入れています。白糸で作ると、ビーズの色そのままの仕上がりになります。
青い糸で作ると、透明系のビーズでは特に、青みがかった色になります。色合いの変化を出すために、どちらの色の糸も使ってみて下さい。
花もピンクとブルーについては2色の糸が入っていますので、同様に作業してください。

この形の花の場合は、あまり糸を強く引きすぎて作ると、かえって形が崩れてしまいます。適度な強さで編んでください。
また、葉っぱもワイヤーで枝に仕立てるため、強く編みすぎるとワイヤーを入れることが出来なくなりますので、きつく編みすぎないように、また特に葉の根元にも糸が集中しないように作ってください。

ビーズアクセサリーLobeliaで、KT357-1のページで販売しています。
各色10セット限定で販売しています。