補足:KT379-4CHについて

カラフルな水玉模様のボール状のチャームのオフルームキット・KT379-4CH(ビーズステッチのキット)を掲載しました。

ここでは、KT379-4CHのキット付属の説明書の「2.ボール状の芯を作る。(14)」の工程で、仕上がりの固さを変える理由を説明します。

見た目は円形のパーツが12個集まって出来ているボールですが、内側に芯が入っています。
以下の断面図は、実際とはちょっと違うのですが、分かりやすくするため、単純化した並び方で描いています。

1のように、円形パーツのサイズと中の芯のサイズのバランスが取れていると、円形パーツがすき間なくきれいに並んだボールが出来ます。

2のように、円形パーツに対して芯が小さすぎる場合は、円形パーツの端が重なり合って、いびつな仕上がりになります。

逆に3のように、円形パーツに対して芯が大きすぎる場合は、円形パーツの間にすき間が出来てしまいます。

この円形パーツは6mmラウンドビーズと特小ビーズを使って作ります。
6mmラウンドビーズの種類によって、6mmよりわずかに大きかったり小さかったりする場合があるため、出来上がる円形パーツのサイズもわずかに変わってきます。

ブルー、ゴールド、パステルカラーのキットに使用している6mmラウンドビーズはほぼすべてが6mmぴったりのサイズです。
ピンク、グリーンのキットに使用している6mmラウンドビーズは6mmぴったりの物と6mmよりわずかに大きい物が混じっています。

中の芯を作るための材料はどのキットでも同じなので、キットのカラーによって、芯の仕上がりサイズを変える必要があります。

ピンク、グリーンのキットの場合は、手で押さえてもほとんど変形しない固めの仕上がりにすると、ちょうどよいサイズになります。

ブルー、ゴールド、パステルカラーのキットの場合は、ピンク、グリーンのキットに比べて円形パーツがわずかに小さくなるため、固めの仕上がりにすると、円形パーツを固定した時にすき間が出来てしまいます。
そのため、手で押さえると少し変形出来るだけの弾力がある固さに芯を仕上げます。そして芯が変形できることにより、円形パーツを縫い付けた時にすき間ができそうな時には糸を強く引いて作業することで、芯が小さく縮むことが出来て、円形パーツの間にすき間が出来ないように仕上げることが出来ます

ただ、この作業の分け方は、当店で販売しているキットの場合にであって、いつもこのようになるとは限りません。
キットで芯に使用している4mmラウンドビーズは、直径がほぼ4mmで、穴の方向ではわずかに4mmより小さい物なので、この作業の分け方になっています。

実際のサイズが3.5mmぐらいになっているような4mmラウンドビーズを使うと、固めの仕上げにしても小さめの芯ができるので、外側の円形パーツに使う6mmラウンドビーズによっては、円形パーツ同士が重なり合う仕上がりになってしまうこともあります。

水玉模様のボールチャームキット・KT379-4は、こちらのページで販売しています。

オフルームキット(フラワーボールオーナメント・KT379-3)の紹介

新しいオフルームのキットを掲載しました。
2cmぐらいの大きさのシャープな形の小花が集まった、ボール状のオーナメントのオフルームキット(ビーズステッチのキット)です。お部屋の小さな飾りとして使ったり、リボンやチェーンなどで吊り下げて使ったりできます。

下写真の星形の花模様のボールのストラップキット・KT379-1によく似たボールを作り、そこからそれぞれの花が立ち上がるように作っています。花を作ってから固定すると、最後の数個は縫い付けが非常に困難になってくるので、文字通り、花が生えてくるように作業します。

お花の根元の部分にひもなどを引っ掛けることが出来ます。

フラワーボールオーナメントキット・KT379-3は、こちらのページで販売しています。

オフルームキット(ドロップ模様のドイリー・KT440-1)の紹介

前回更新から、かなり時間が経ってしまいました。
毎年4月末に家の網戸とか壁などを高圧洗浄機で大掃除するのですが、今回、いつもはしていない所までやってみたら、手から肩、首まで痛めてしまいました。
針での作業がしばらく出来なくて、注文制作の作業もたまってしまい、新しいキットに取り掛かれずにいました。
最近、手を使える時間が増えてきたので、ようやく新しいオフルームのキットを掲載出来るところまでたどり着きました。

前置きが長くなりましたが、新しいキット・ドロップ模様のドイリーの紹介です。
写真上(KT440-1)は、縁取りに高さ1cmほどのドロップ形のパーツがズラッと並んだ、かわいいデザインで、直径が約9.8cmあります。

写真下(KT440-2)は、上のKT440-1の外側に数段編んで大きくして出来たもので、直径が約16.0cmと大き目のサイズです。
小さいドロップに加えて、外側に12種類の高さ1.7cmのドロップ形のパーツが並んだ華やかなデザインで、テーブルの上に置いて飾ったり、額に入れて飾ったりしても、存在感があります。

ネッティングのステッチ、その他の技術を組み合わせて出来ています。
また、段によっては、糸をゆるめにして編む必要があるなど、糸の引き具合の微調整が必要です。
そのため、やや作業しづらく、難易度は高めです。

ドロップ模様ドイリーのキットは、小さいタイプのKT440-1、大きいタイプのKT440-2、それぞれ単品の販売以外に、同じカラーの大小のセット販売もあります。
こちらのページで販売しています。

オフルームキット(ハーフムーンバッグ:KT436-1 / KT436-2)の紹介

新しいオフルームのキットを掲載しました。
丸みを帯びた半月型のかわいらしい形のハーフムーンバッグのチャームのオフルームキット(ビーズステッチのキット)です。
デリカビーズを使い、プレイテッドヘリンボーンステッチとスクエアステッチで作ります。

バッグの型崩れを防ぐために、中に詰め物を入れる必要があります。綿、スポンジ、布を丸めた物など、形を安定させるための物なら何でもいいので、お手持ちの物をお使いください。
色も豊富な台所用のスポンジを切って入れると、簡単です。

バッグ本体サイズ:高さ 2.0 cm、幅 2.9 cm、厚み 1.1 cm / 持ち手を入れたバッグの高さ: 2.8 cm

三角模様のハーフムーンバッグのチャームのキット・KT436-1

ストライプ模様のハーフムーンバッグのチャームのキット・KT436-2

他のバッグチャームのキットの大きさの比較画像です。

三角模様のハーフムーンバッグのチャームのキット・KT436-1と、ストライプ模様のハーフムーンバッグのチャームのキット・KT436-2は、こちらのページで販売しています。

オフルームキット(ジグザグ模様のブレスレット・KT329-1)の紹介


中央のジグザグ模様が特徴のこのブレスレットは、平面のプレイテッドヘリンボーンステッチを発展させた編み方で作られています。


シードビーズのように穴の方向の長さより直径が大きいビーズの場合は問題ないのですが、このブレスレットに使われているラウンドビーズや、ファイアーポリッシュなどのように穴の方向の長さが直径と同じか長いビーズの場合は、普通にプレイテッドヘリンボーンステッチで編むと、ビーズの編み目の間の糸が目立ちます。

この編み方はそれを解消するための方法です。余分なビーズを追加することにより、糸が目立たないだけでなく、ジグザグ模様の飾りを兼ねることで、変わった仕上がりにもなります。
※「プレイテッドヘリンボーンステッチを使ったオフルームビーズワーク(本)」を購入されている方は、本書内のリングが同じ編み方ですので、ご覧になってください。
プレイテッドヘリンボーンステッチを使ってはいますが、このキットの説明だけで作ることが出来ます。


このキットのラウンドビーズにはスワロフスキーパールを使用していることと、ラウンドビーズに力がかかるため、パールの穴の端で糸を切ってしまわないように、糸はファイヤーラインを使用しています。

留め金具はマグネットタイプで、簡単に身に着けることが出来ますので、手首にピッタリしたサイズで作ることが出来ます。また、マグネット部分に小さな突起と穴があって、それらがかみ合うようにマグネット同士がくっつくため、外れにくいです。

かっちり編むと、自然にカーブした形のしっかりとした固さに仕上がります。
手首回りの長さは18cmまでの長さのタイプと20cmまでの長さのタイプがあります。販売はこちら