ビーズの色合わせは、色そのものの組み合わせ以外に、ビーズの加工の種類や質感も併せて考慮する部分が難しいですね。
今回は、マット系(つや消し)ビーズとの組み合わせで考えてみます。
マット系(つや消し)ビーズは、光を反射しないので、色がくっきり見えます。そのため、マット系以外のビーズと組合わせると、はっきりとした印象になります。
例えば、上のKT231-1NEのネックレスの四角形のパーツは、マット系ブルーのビーズとメタリックブロンズのビーズとを組み合わせて作っています。
マット系ブルーのビーズを、ラスター系(つやのある加工)ブルーのビーズに変えて作ったのが、下の写真の右側です。
ラスター系のビーズを使っている右側のパーツは、ツルツルと光った感じで、全体的に一体感のある感じに見えます。
マット系ビーズを使った左側のパーツは、メタリックブロンズのビーズとの質感の差によって色がはっきり分かれて見えます。
下の写真のKT358-1NEのネックレスやKT203-3のブルーのバッグのように、マット系ビーズと24ktメッキビーズと組合わせると、24ktメッキビーズがキラキラしている分、さらにその差は顕著です。
色がくっきりしていて、マット系の落ち着いた色合いと24ktメッキビーズの派手さとの組み合わせで、落ち着いた華やかさが出るので、私が最近よく使っている組み合わせです。
どういう組み合わせが正解とは決められないので、作品のデザインや、自分のイメージ、どう見せたいのかなどを考えて、同じ色でも、マット系のビーズを使うのがいいのか、それとも違う加工のビーズを使うのがいいのかを考えて色合わせをする必要があります。