「色合わせしたら、こんな配色になってしまって、今一気に入らないのですが。」と見せてくれた人の配色が、きれいな明るい色のビーズのみで構成されていました。
色の組み合わせは悪くないのですが、使用しているそれぞれのビーズの色が明るすぎて、その人の思う感じにはなっていなかったようです。
こういう場合は、地味な色(落ち着いた色)のビーズを合わせましょうと言っています。
ここでいう地味な色というのは、だれが見ても地味な色というよりも、組み合わせるビーズの色に対して地味な色ということで考えます。
ビーズ単独ではそれほど地味な色でなくても、合わせる色によっては、地味な感じに見えるということがあります。
例えば、ピンク系の配色をしている時、右の写真の上の段のビーズのような明るいきれいなピンクのビーズが入っている場合、これに、シルバーラインのライトアメジストのビーズを合わせると、少し落ち着いた感じの上品できれいな配色になります。
実際の作例では、以下のような感じです。
この場合、シルバーラインのライトアメジストのビーズは、ピンクのビーズに対しては地味な色ですが、ビーズ単独ではそれほど地味ではありません。
むしろ、シルバーラインなので大量に使うと派手にもなることもあります。
同系色の色のビーズで合わせてもいいですし、全く違う色合いのビーズで合わせてもいいのですが、イメージしているのと実際の感じが異なることがあるので、部分的に編んでみて、どの組み合わせがしっくりくるか確かめてから作るといいと思います。