ビーズの色合わせ(4)- シルバーライン系ビーズとの組み合わせ

色合わせで、うまくいかない時、いろんな原因があると思います。
ビーズの加工のことを抜きにして考えた場合も起こります。

例えば、ある作品の配色で、使いたいと思っていた色のビーズがシルバーライン(Silver Lined、銀引)系のビーズしかなく、それを組み合わせたという場合。

シルバーライン系のビーズは、キラキラしていて派手な感じがします。
濃い色の服に合わせるために、デザインはシンプルにしてキラキラ感を出したい場合に使うとか、縞模様を強調したい場合に使うとか、ネックレスを仕上げる時のビーズ同士の間に挟む場合など、意図して使う場合には、とてもいいと思います。

でも、優しいイメージで作るつもりでいて、使う量が多い部分に、シルバーライン系のビーズを使うと、そこだけが強調されてしまいデザインによっては違和感を感じる場合があります。

少しの量で見ていた時には、それほど派手さを感じなくても、集まるとかなり主張します。

目的の色が、シルバーライン系の物しかなくて、色は合うけど質感が合わない場合は、あまりその色にこだわらないで色を変更してみるのも1つの手です。
最初のイメージとは違ってきても、案外その方が良かったということは結構あります。

同じシルバーラインでも、ビーズの表面がマット加工されていれば、少し落ち着いて、内側のシルバーラインがそれほど強く出ないので、選択できるのであれば、そういうのを使うというのもいいかと思います。