ビーズで作る花のコサージュの作り方のヒント(9)- 組み立て

ベースが出来たら、いよいよ、コサージュを組み立てます。
ブローチ金具は、後からでは縫い付けにくいので、先にベースに縫い付けておきます。

いきなり各パーツを縫い付けてしまうのではなく、まずどんな感じに仕上げたいか並べてみます。
並べたら、枝の数がもう少し欲しいなとか、もう少し短い枝が必要かなとか出てくるかと思いますので、場合によっては作り足します。

並べ方が決まったら、その状態を簡単なイラストに描いておいたり、デジカメなどで写真を撮っておいて、後で組み立てる時の参考にします。

まず枝や葉物を縫い付けます。
これで、コサージュ全体のシルエットが決まります。最低2箇所は固定しておきます。
1.ベースの後ろから表へ向かって針を出し、枝の軸の上に糸を渡し、ベースの後ろへ向かって針を刺します。
2.ベースのビーズの中に針を通して、最初に固定したところから少し離れた場所に来たら、ベースの表へ針を出して、枝の軸を固定します。

しっかり留めておきたい場合は、もう何箇所か作業しておくのがよいのですが、完全に1本ずつ固定してしまうと、後で少し動かしたい場合に困るので、とりあえず2箇所固定したら、他の枝や葉物を縫い付けておき、最後に完全に固定するという方がよいです。

大きい花を縫い付けて、その次に小花を縫い付けます。
小花は軸の付いた状態に仕立てた物を何本かまとめて1つの物にしてから縫い付けてもいいです。

コサージュを作るための作業はいろいろありますが、組み立ての作業が一番難しく、いつも神経を使います。
並べた時には、うまくいっていても、実際に縫い付けると、微妙に位置が変わります。

また、置いているだけの時は、フワッとベースに載っているのが、縫い付けると、ベースにピタッとくっつくので、ボリュームの感じも変わります。
後から縫い付けたパーツによって、先に縫い付けたパーツの位置が変わることもあります。

なので、組み立ての作業は、時々離れた位置から眺めて、バランスが取れているかをよく確認して、丁寧にゆっくりと作業するといいです。