マスキングテープを使ったディスプレイ用のボードの作り方

ビーズのドイリー(ビーズのマット)の飾り方 – (1)既成の額を使うや、ビーズのドイリー(ビーズのマット)の飾り方 -(2)ディスプレイ用のボードを自作するで、ビーズのドイリー(ビーズのマット)を飾る方法を説明しましたが、今回はもっと簡単な方法を説明します。

用意するものは、
台紙、透明な薄い板(塩ビ、アクリル、ポリカーボネートなど)、マスキングテープ

写真の台紙は厚紙を重ねて貼って厚さ1mmにした物に、木目柄のリメイクシートを貼っています。
透明の板は、厚さが0.5mm~1.0mmが扱いやすく、0.5mmだとカッターナイフで簡単に切れます。

(1)台紙に透明な板を重ね、透明な板の上側にマスキングテープを貼ります。出来上がりの縁取りとして見える幅の分だけを載せるようにして貼ることに注意します。

(2)裏側へ折り返して貼ります。この時に、台紙と透明な板との間にすき間がなくなるように、ぴっちりと貼ります。
横にはみ出している余分な部分を切り落とします。

(3)台紙と透明な板の間にドイリーを形を整えて置きます。
透明な板の下側にマスキングテープを貼ります。

(4)裏側へ折り返して貼ります。この時も、台紙と透明な板との間にすき間がなくなるように、ぴっちりと貼ります。
横にはみ出している余分な部分を切り落とします。

(5)左側にマスキングテープを貼ります。この時は、余分な部分を切り落としておいてから、裏側へ折り返して貼ります。後で切ると上下に貼ったマスキングテープの部分まで切ってしまう可能性が高いからです。

(6)右側も同様にマスキングテープを貼って、裏側へ折り返して貼ります。出来上がりです。

(7)裏側の状態です。

壁に吊るしたい場合は、裏側にひもを貼り付けておきますが、写真のように、壁に立てかけて飾るのもいいですよ。

マスキングテープを使うと、貼り直しも簡単ですし、ドイリーを取り出したいときも簡単に剥がせます。また、ドイリーを台紙に糸などで縫い付けなくても簡単に固定できるので、気軽に作ることができます。

写真に使っているドイリーは直径が8cmぐらいの小さな物ですが、直径が12cmぐらいの物まではこの方法で固定できます。
それ以上大きい物はやっていないので分かりませんが、もしかしたら、重みで中で滑り落ちるかもしれません。台紙がツルツルしていなければ大丈夫かもしれません。

材料の注意点としては、台紙も透明な板も、厚みがあっても、ぐにゃっと折れ曲がるような柔らかい物を使わないことです。
ドイリーが入っている部分が膨れて、中で滑ってしまい、ドイリーが固定されなくなるからです。

変わった柄のマスキングテープを使ったり、幅広のマスキングテープを貼って、上から違う柄の細目のマスキングテープを貼って豪華にしてみたり、いろいろ出来ると思います。

段ボールと厚紙で作る飾り台の作り方

オフルームビーズワーク Sweet Peaに掲載のビーズの手まりのディスプレイで紹介した、飾り台の作り方を説明します。
ドロップ模様の手まりを塩ビ板なしの飾り台に飾る

パーツ3個を貼り合わせて出来た飾り台の基本形大きさの異なる3枚のパーツを貼り合わせて、このような基本の台を作ります。真ん中の段のパーツは、糸に通したビーズを巻き付けるために上下の2枚のパーツよりも小さくなっています。
仕上がりサイズ7.8cmx7.8cmx1.2cmの物の作り方で説明します。

【材料】段ボール、厚紙、黒の上質紙(好みの色や材質の用紙など何でも)、両面テープまたは木工用ボンド、カッター、シードビーズ、糸
いろいろな厚みの段ボール段ボールにもいろいろな厚みがあります。(写真は上から厚みが1.5mm、3mm、5mmの物)
今回は、上下2枚のパーツ用に厚さ1.5mm、真ん中のパーツ用に厚さ5mmの段ボールを使います。

厚紙で段ボールを包む真ん中の段のパーツ用に、厚さ5mmの段ボールを7cmx7cmの大きさに1枚切ります。
段ボールの端は隙間があって、直接上質紙を貼るとへこむことがあるため、厚紙で巻くようにして包みます。

厚紙を段ボールに接着する接着は、ここ以降の作業も含めて両面テープや木工ボンドのどちらでも構いません。

薄い段ボールは上下を厚紙で挟むように接着する厚さ1.5mmの段ボールを7.5cmx7.5cmの大きさに2枚切ります。薄い段ボールはへこみにくいので、上下を厚紙で挟むように貼り付ければ大丈夫です。

角の部分に細い帯状の紙を貼り付ける角の部分に上質紙を細く切った物を貼り付けます。厚み部分がきっちり隠れる幅が必要です。両面テープを貼り付けてから必要な幅に切って貼ると作業しやすいです。

残りの角にも細い帯状の紙を貼り付ける残りの角にも上質紙を貼り付けます。この作業により、角のすき間から厚紙や段ボールが見えない、きれいな仕上がりになります。

薄い段ボールの角にも細い帯状の紙を貼り付ける薄い方にも貼り付けます。

厚紙で包んだ段ボールを黒の上質紙に乗せて折り目を付ける出来たものを上質紙に載せて、包みやすいように折り目を付けます。

残りの辺にも折り目を付ける

上質紙の角の部分を切り落とす上質紙の角の部分を切り落とします。

上質紙を厚紙に貼り付ける上質紙を厚紙に貼り合わせます。厚みの部分にも両面テープ(または木工ボンド)を貼るようにするときれいに仕上がります。

残りの部分の上質紙も厚紙に貼り付ける残りの箇所も貼り合わせます。

パーツの1個が完成パーツの1枚が完成。

パーツ3個を貼り合わせて出来た飾り台の基本形出来上がったパーツを3枚貼り合わせて、基本の形が出来ました。

ビーズを糸に通して飾り台の周囲に合う数を見つける丸小シードビーズを糸に通し、基本の台の真ん中の部分に一周させて、ぴったり合う数を見つけます。

片方の糸をもう一周させるようにすべてのビーズに通す片方の糸をもう一周させるように全てのビーズに通します。もう片方の糸と本結びをして、よく糸を引っ張ります。

糸を結んだ後、ビーズの中を通して始末する結んだそれぞれの糸をビーズの中に適度に通したら、切って始末します。

のこり2段分のビーズを巻き付けて完成残りの2段も同様に作業して完成です。飾る作品に合わせて、いろいろなサイズで作ることが出来ます。
真ん中の段の厚みは、巻き付けるビーズのサイズや段数に合わせて複数の段ボールを貼り合わせるなどして、適宜変更してください。

ドロップ模様の手まりを塩ビ板を載せた飾り台に飾る塩ビ板を載せると、艶のある塗りの台のような感じになります。厚さは1mmもあれば十分です。

真ん中のパーツを小さめに作りビーズをペヨーテステッチで編んだ帯を巻き付けて作った飾り台ビーズを編んで作った帯状の物を巻き付けてもいいと思います。写真の台は、真ん中の段がかなり小さいため、下2段のパーツを接着した後、ビーズの帯を輪の状態にしてはめてから、1番上のパーツを接着した方がいいです。

パステルカラーのこんな飾り台もいいですよ。
レザック66の用紙を使って作ったパステルカラーの飾り台ビーズの部分は真ん中は丸大シードビーズ、上下の段は特小シードビーズを使っています。
仕上げに貼っているのは、レザック66という用紙で、皮のような風合いで高級感のある仕上がりになります。色も豊富です。

パステルカラーのボードに飾った春の花てまり春の花てまりを飾ってみました。

補足:KT379-4CHについて

カラフルな水玉模様のボール状のチャームのオフルームキット・KT379-4CH(ビーズステッチのキット)を掲載しました。

ここでは、KT379-4CHのキット付属の説明書の「2.ボール状の芯を作る。(14)」の工程で、仕上がりの固さを変える理由を説明します。

見た目は円形のパーツが12個集まって出来ているボールですが、内側に芯が入っています。
以下の断面図は、実際とはちょっと違うのですが、分かりやすくするため、単純化した並び方で描いています。

1のように、円形パーツのサイズと中の芯のサイズのバランスが取れていると、円形パーツがすき間なくきれいに並んだボールが出来ます。

2のように、円形パーツに対して芯が小さすぎる場合は、円形パーツの端が重なり合って、いびつな仕上がりになります。

逆に3のように、円形パーツに対して芯が大きすぎる場合は、円形パーツの間にすき間が出来てしまいます。

この円形パーツは6mmラウンドビーズと特小ビーズを使って作ります。
6mmラウンドビーズの種類によって、6mmよりわずかに大きかったり小さかったりする場合があるため、出来上がる円形パーツのサイズもわずかに変わってきます。

ブルー、ゴールド、パステルカラーのキットに使用している6mmラウンドビーズはほぼすべてが6mmぴったりのサイズです。
ピンク、グリーンのキットに使用している6mmラウンドビーズは6mmぴったりの物と6mmよりわずかに大きい物が混じっています。

中の芯を作るための材料はどのキットでも同じなので、キットのカラーによって、芯の仕上がりサイズを変える必要があります。

ピンク、グリーンのキットの場合は、手で押さえてもほとんど変形しない固めの仕上がりにすると、ちょうどよいサイズになります。

ブルー、ゴールド、パステルカラーのキットの場合は、ピンク、グリーンのキットに比べて円形パーツがわずかに小さくなるため、固めの仕上がりにすると、円形パーツを固定した時にすき間が出来てしまいます。
そのため、手で押さえると少し変形出来るだけの弾力がある固さに芯を仕上げます。そして芯が変形できることにより、円形パーツを縫い付けた時にすき間ができそうな時には糸を強く引いて作業することで、芯が小さく縮むことが出来て、円形パーツの間にすき間が出来ないように仕上げることが出来ます

ただ、この作業の分け方は、当店で販売しているキットの場合にであって、いつもこのようになるとは限りません。
キットで芯に使用している4mmラウンドビーズは、直径がほぼ4mmで、穴の方向ではわずかに4mmより小さい物なので、この作業の分け方になっています。

実際のサイズが3.5mmぐらいになっているような4mmラウンドビーズを使うと、固めの仕上げにしても小さめの芯ができるので、外側の円形パーツに使う6mmラウンドビーズによっては、円形パーツ同士が重なり合う仕上がりになってしまうこともあります。

水玉模様のボールチャームキット・KT379-4は、こちらのページで販売しています。

オフルームキット(フラワーボールオーナメント・KT379-3)の紹介

新しいオフルームのキットを掲載しました。
2cmぐらいの大きさのシャープな形の小花が集まった、ボール状のオーナメントのオフルームキット(ビーズステッチのキット)です。お部屋の小さな飾りとして使ったり、リボンやチェーンなどで吊り下げて使ったりできます。

下写真の星形の花模様のボールのストラップキット・KT379-1によく似たボールを作り、そこからそれぞれの花が立ち上がるように作っています。花を作ってから固定すると、最後の数個は縫い付けが非常に困難になってくるので、文字通り、花が生えてくるように作業します。

お花の根元の部分にひもなどを引っ掛けることが出来ます。

フラワーボールオーナメントキット・KT379-3は、こちらのページで販売しています。

スマホ落下防止バンドを作ってみました

今までスマホをそのまま使っていましたが、最近手から物がスルリと落ちることが多く、いつかスマホも落としてしまうなと思い、何か付けようと探していました。
いろいろな商品を見ている内に、自分で作ろうかということになり、下の写真のような物が出来上がりました。
デリカビーズを使い、ペヨーテステッチで編んでいます。
右側が私ので、左側が家族に作ってと言われた分。

しなやかに曲がり、スマホの裏側でコンパクトに収まります。

指を入れる部分。折り曲げて接着しています。

右側は指1~2本が入るサイズで、左側が指3~4本入るサイズです。バンドの幅は約2.2cmあります。

常に力がかかる物なので、丈夫に仕上げるために糸は2本取り(NymoのBサイズ)で編んでいます。
裏側に不織布を縫い付けて、透明のスマホカバーに接着しています。
ビーズのまま貼り付けることもできますが、不織布を縫い付けた方が、ビーズの粒も動きませんし、接着強度も上がります。

シンプルな平面のペヨーテステッチで簡単に作れますし、自分で作ると、長さも調整できるのでいいですね。
これで落とす心配がなくなり、持ちやすくなりました。